ガルドベ・ルド・ニオ

[ガルドベ・ルド・ニオ]

統一暦前５４年〜統一暦３年
統一国家を興し、統一暦を作った人物。
自分自身の歴史を書物として残すために統一国家と統一暦を作りあげる。統一国家はわずか３年で滅びてしまうが、統一暦は後の世に残ることになる。

生い立ち

ガルドベは商人の子供として生まれ、幼少の頃から才覚が溢れていた。親の後を継ぎ、事業を拡大させ、巨万の富を築くまでに至った。４０歳を過ぎてから、ガルドベは自らの名声を後の世に残したいと考えるようになり、そのために歴史書の作成を思い立つ。その歴史書の主人公となるために、国を興す。

統一国家と統一暦

ガルドベは私財を投じて兵を雇い、土地を買い、体裁を整え国らしきものを作ると後に世界を統一すると統一国家という名称をつけた。
元々商才に長けていたガルドベは統一国家により大陸間の交易を盛んにすることに成功する。更にガルドベは歴史書に必要なために暦の統一を進める。交易が広がるにつれ暦が統一されていないことに関する不便性も手伝い統一暦は急速に広がることになる。
しかし、ガルドベは国を統治するという点においては能力不足だった。結果、不正が跋扈し民衆の支持を集めることが出来なかった。統一暦３年、我慢の限界を超えた民衆の一部が蜂起し統一国家は内部から崩壊してしまう。この混乱の中でガルドベは命を落としてしまう。
ガルドベの死と同時に統一国家は失われてしまうが、統一暦はその利便性のために後の世に残ることになる。
自分自身が主役になるために作り出した統一暦だったが、その暦だけが唯一残されたのは皮肉な結果である。しかし、その功績により彼の名が世に残っているのもまた事実である。