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ネイス・カーン

[ネイス・カーン]

統一暦934年〜975年。
ロマーズ十二魔法士
マイセウス・リンドウの弟子であり、高名な魔法士降臨魔法を考え出した人物としても有名である。
アクレ・ウィンドウヒコ・アイデントとの出会い、23体の魔の者の復活と大陸戦争の初期に多大な影響を与えた人物の一人。

生い立ち

ネイスはロマーズの中流貴族の三男として生まれる。長男が家を継ぐことがあらかじめわかっていたことから、ネイスは自分の好きなように生きることが出来た。魔法の才能があることがわかると、親にポストマーズ王立魔法学院に行くことを勧められるがネイスはこれを固辞する。ネイスは自分でマイセウスの弟子になることを決める。ネイスの両親はネイスの才能にそれほど興味を示していなかったこともあり、ネイスの決めたことに対してなんら反論することはなかった。マイセウスの弟子となったネイスはその才能を着実に伸ばしていくことになる。

十二魔法士

ネイスの強力な魔力と才能はすぐにポストマーズ全土に広まることになる。その力がロマーズ以外に流出されることを恐れた当時の十二魔法士の長ハリ・ルーヒはネイスを十二魔法士に指名するとマイセウスの元からロマーズ国内に戻ることを強制する。
ネイスはその話を断ろうとするが、無意味な争いを生むとマイセウスに説得されて十二魔法士となり、ロマーズに戻ることになる。
十二魔法士となったネイスであったがその役目を積極的に果たそうとはしなかった。そのため十二魔法士の中では閑職とも言える古代王国の遺跡の管理を任されていたが本人はその役目を自らの研究が出来ると喜んでいた。
その研究の過程で降臨魔法など様々な成果を生んでいる。

大陸戦争

大陸戦争の初期において多大な影響を与えた人物の一人としてネイスは数え上げられることが多い。その理由は3つの事柄からである。
まずひとつめがアクレとの出会いである。王殺しの事件の後、強大な力を欲したアクレはマイセウスの元を尋ねネイスに会うように勧められる。その勧めに従ってアクレはネイスに会うことになる。アクレが殺したのはネイスにとっても自国の王であったがネイスはマイセウスの言葉と自ら感じたアクレという人物を信じ、降臨魔法を教える。これによりアクレは、強大な力を手に入れることに成功することになり、後の活躍に結びついていった。
ふたつめは23体の魔の者の復活である。ポストマーズ内乱期において自国の存亡の危機に瀕してもネイスは動こうとしなかった。それは興味がないということもあったが、その頃頻繁に現れた白の者の正体を探ることに夢中だったためである。白の者がフィルノースから来ていることを突き止めたネイスはわずかな兵を率いて直にフィルノースの調査をはじめる。そのわずかな兵の中には、ネイスの古くからの友人であるジョイス・ステルリアの姿もあった。その調査の途中、立ち寄った氷の城で封印された23体の魔の者の姿と、その復活を目の当たりにする。23体の魔の者の数名は復活した際のショックからか暴走し、ネイスたちを皆殺しにしようとした。暴走した力に追い詰められたネイスを救ったのはジョイスだった。ジョイスはネイスを逃がすことに成功するが、直後に姿を持つ者により命を奪われ、その姿を奪われてしまう。
そして、みっつめはヒコとの出会いである。
辛うじて命を失わずに済んだネイスであったがジョイスの姿を姿を持つ者により奪われたことを知るとその死んだ友人の姿を取り戻すために姿を持つものを追う旅に出ることになる。この旅の途中でヒコと出会うことになる。
マイセウスの助言により南を目指していたヒコと船の中で偶然出会うことになる。その船の中でヒコにアクレのことと、23体の魔の者のことを話すのだった。船を降りた後、二人は別々の道を進んだためにその後、二人が出会うことはなかった。しかし、お互いに強烈な印象を残していたようである。
アクレ、ヒコとも、マイセウスに会った後にネイスに出会っていることから、この二つの出会いはマイセウスに導かれたものとすることが多い。
この後、長い旅を続けようやく姿を持つものを追い詰めることに成功したネイスはジョイスの姿を取り戻すことに成功する。しかし、その姿を取り戻した直後、姿を持つものにより今度は自らの姿を奪われてしまい、命を落としてしまう。


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